観劇 「櫻の森の満開の下」

1月17日(金)

信州塩尻は、雪が降りそうと思っているうちに、
天から舞い落ちてきた粉雪で、辺りは雪景色に***

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昨夜、旦那様が作ってくれたスモークが出来上がりました。
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秋田のしらさぎさんから頂いたトバをスモークにかけてもらいました。
秋田と塩尻の合作です。
香ばしくなりました~。
「鮭のスモークも美味いな~」

「トバの味付けがいいからだね!」

「そのとおり! 朝から酒のおつまみか?」

「夕飯の用意だよ!今夜、私いないから***」


日曜日の仕込み味噌を作るので、塩尻産大豆を用意して、会社へGO~。

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今日は、仕事帰りにまつもと市民劇場の観劇えわ鑑賞してきました。


寒気がした!

恐ろしさがそのまま美しさであるような物語の魔界に***

今まで見たことのない桜吹雪を舞台で見てきました。


櫻の森の満開の下 ものがたり

満開の桜を描き出した目をあざむく金屏風を破って一組の男女が登場すると、舞台全体に桜吹雪が現出する。男は女を手ごめにする。男は桜の森に棲みついた山賊で、女は高貴な人妻だったが山賊に掠めとられたのだ。

山賊は美そのものである女にかしずく。だが女の気位は高く、男の七人の女房を斬殺させようとする。そのなかの一人を残して下碑とし、山賊と女は桜の森で暮らしはじめる。しかし都の風が忘れ難く女は男に都へ移り住むことを命じる。

都へ出た山賊は金銀財宝を掠めとって女の前に並べるが華麗を極める都の暮らしに飽くことを知らない女は、高貴な貴族たちの生首や白拍子(街娼)の生首を集めさせ、首遊びをはじめる。首遊びに興じる女は《女の美しさ》について、《女のいのち》について、いつ果てるとも知れない首芝居を続ける。空を一直線に飛翔しつづける鳥のように。男は遂に女にかしずくことをやめて桜の森へ独り帰ろうとする。すると女はやさしい従順な風情で、わたしも山へ連れ帰っておくれと哀願するのだった。

桜の森の満開の下で女と男はむかいあう。女から高慢は消え、男にかしずく従順な妻そのもののようであった。男は満足だった。そのとき女は突如として夜叉に(鬼に)変身して男に襲いかかる。「お前の首を食ってやる!」と。男は揮身の力をこめて鬼と戦い、鬼の首をしめ殺す。桜吹雪のなかで女の声が聞こえる。「お前は孤独ということばを知らないのだね」――降りしきる桜の花びらの下で「山賊のことばでしか言えないことがある」と男が叫ぶ。見るとそこに死んでいるのは鬼ではなく、あの美しい女だった。女の屍の上に桜は降り積もる。そして女の屍は消失していた。男は花びらを掻きわけて女を探す。だが女はどこにも居なかった。ただ降りしきる桜の花びら。男は刀を抜いて虚空に斬りつける。女の悲鳴が響きわたった。人間の魂の悲鳴のように、満開の桜の森にそれは響きわたる。

 男はただ、風の中に立ち尽くす。



もっとわかりやすい説明

鈴鹿の山奥にひとりの山賊が棲んでいました。熊やイノシシを狩り、とおりかかった旅人を襲って奔放に生きていました。この山には桜の森がありました。旅人たちは桜の森の満開の下を通ると気が変になるから、と避けて通るのでした。

ある日山賊は高貴な女を奪います。ところが、女の美しさに目がくらみ、夫を斬り殺してしまいました。こんな山道は歩けない、という女をおぶって家へ連れ帰ると、そこには7人の女房たちが待っていました。女は男にこの山女たちを斬り殺させます。と、男は女が何かに似ているようだと感じます。桜の森の満開の下をとおるときの気分に似ているのでした。なにがどう似ているのかはわかりません。

女は寂しいと言い、男には寂しいということがどういうことかわかりません。それでも男は、女の気に入るように、いろんなご馳走をこしらえたり、山を越えて清水を汲んで来たりと、かいがいしく尽くしました。でも、どんなにまごころを尽くしても女は満足しないのです。ほんとうに強い男ならわたしを都へ連れて行っておくれ、という女の願いを叶えるために、ふたりは山を降ります。

男は都へ着くなり、金銀財宝を山と積んでみせます。が、女が欲しがったのは人間の生首でした。女は首遊びに興じます。そして女の悲しさ、人間の性(さが)を首を使って描いてみせるのです。しかし女のキリの無い欲望に、男は疲れてしまいました。女は一直線に空を飛びつづける鳥のようだ。けれども自分は枝から枝へ飛びまわるのがせいぜいのただの鳥だ。男はひとりで山へ帰ろうと決めました。

女は男の決意を聞いて怒り、悲しみ、しかしとうとう一緒に帰ると言い出します。お前とでなければ生きていけないと言うのです。初めてしおらしい姿を見せる女に、男は有頂天になって、一緒に山へ戻ります。そして前は恐ろしくて通れなかった桜の森の満開の下にさしかかりました。すると女がズシリと重くなります。おぶっていたのは女ではなく鬼だったのです。男は狂ったように鬼と戦い、首を絞めて殺しました。……と、それは男の愛した女でした。男は女を抱きしめます。が、女は桜の花びらの中に掻き消えてしまいました。男は桜の森の満開の下にただひとり残されるのです。

男は刀を抜いて虚空に斬りつける。女の悲鳴が響きわたった。人間の魂の悲鳴のように、満開の桜の森にそれは響きわたる。   お終い
 

ラストシーンは衝撃的だった。  

女の悲鳴が、耳の奥にこびりついて***

帰りの車の中で、ラジオのボリュームを大にして、
刀を斬りつけられた時の女のように、3回悲鳴を発してみた私でした。

まるで、狂ってしまったようでした。

凄くエキサイティングで、妖艶な劇でした。





テーマ : 夢追い人のお出かけ
ジャンル : 日記

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Re: すごすぎ~~

v-22しらさぎさん、こんばんは。

> 寒気がしたとあるように、劇的な劇でした。

はい!、すごい演出でしたよ。


> ものすごく文面拝見しましたら、痛切に感じましたし、何回も読み直したので、頭にその場面が想像してしまいました。
> すごい衝撃ですね。実は僕も好きなんですよ。
>
今日のブログにUPしました。
前から気になっていたインターネット図書館です。


> でね、真田園さん、すごい。
> もしかして、この文章全部入力したんですよね?
> すごすぎ・・・・!
>
まさか! 劇団のHPから一部添付ですよ~
でも、ブログやっていると、文章力がついてきますよね~?!


> そしてトバスモーク考えましたね。あるよね~~スモークサーモン。
> 味付けがいいのではなく、旦那さんのスモークが上手ですよ。
>
しらさぎさんの味付けが良いのですよ!
美味しいです。


> 僕も、来年やってみよっと。
> もう、トバは完売しましたよ~~(残念)

やってみてください。
下味をつけたイイタコもいいと思います。

トバ完売しましたか!
とっても美味しいから、お口に入った人はラッキーですね。
我が家も、おかげで凄い贅沢させていただきました。
ありがとうございました。

Re: タイトルなし

v-22青りんごさん、こんばんは。

お返事遅くなってすみません。

> あらすじを読んで引き込まれました。
> お布団の中で読んだのですが、ドキドキ、怖くて寝つけません(>_<)

この観劇の感想は、はっきり言って言葉にならない***
終わった瞬間、真っ暗になって、みなさん無言~
舞台の降り積もる桜吹雪の中、3回の大きな響き渡る悲鳴の後、会場が真っ暗に!

青りんごさんなら、情熱的に踊りながら悲鳴を発したかもしれませんよ。(笑)
眠れなくしてしまい、ごめんね~***
時間を見ると、もうすぐ朝だよ!
睡眠不足は、解消されましたか~?


> 車の中でsanadaenさんが叫んでいる様子も想像できるだけに…笑えてって笑いごとじゃないか(笑)

あはは~、青りんごさんだって、きっと叫んだと思うよ。
でも、出張先の電車の中では、叫べませんね~
私は、思い出したように、心の中で未だに叫んでいますよ。
こんな観劇見たのは、初めてです。

「人としての感情」を持たない山賊が、
八人目の女房として捕らえた女をきっかけにして、
「人としての感情」に目覚めていく様を描いた坂口安吾の代表作。

桜の持つ魔術的な力が幻想的な雰囲気を醸し出していて、
怖い表現もあるのだけれど、公演後不思議な気持ちになりました。

印象的な話です。
桜を見たらこれからも思い出しそう。

どうしても不思議でしたので、インターネット図書館で読んでみました。
今日のブログにUPしましたよ***

すごすぎ~~

寒気がしたとあるように、劇的な劇でした。
ものすごく文面拝見しましたら、痛切に感じましたし、何回も読み直したので、頭にその場面が想像してしまいました。
すごい衝撃ですね。実は僕も好きなんですよ。

でね、真田園さん、すごい。
もしかして、この文章全部入力したんですよね?
すごすぎ・・・・!

そしてトバスモーク考えましたね。あるよね~~スモークサーモン。
味付けがいいのではなく、旦那さんのスモークが上手ですよ。

僕も、来年やってみよっと。
もう、トバは完売しましたよ~~(残念)

あらすじを読んで引き込まれました。
お布団の中で読んだのですが、ドキドキ、怖くて寝つけません(>_<)
車の中でsanadaenさんが叫んでいる様子も想像できるだけに…笑えてって笑いごとじゃないか(笑)

Re: No title

v-433相子さま、こんばんは。

> 今晩は  凄い劇をご覧になって来たのですね。
> 物語は帰りの車の中で悲鳴を発したほど強烈な刺激を受けたのですね。

はい!桜と櫻との違いを発見しましたよ。
凄い演出でした。
物語というより、普通のドラマ作品のようなつくりの演劇ではない、
濃密で美しい舞台空間に吸い込まれ巻き込まれ、
いつしか自分も桜の森の満開の下にいるような錯覚に陥らせるような演出でした。

何しろ、最後の女の悲鳴が耳から離れなくて***

もし、二人が満開の桜の森を通らなかったなら、
女はまんまと山賊を騙し通し、都へと連れ戻ったかもしれない。
しかし、桜の森の虚空が、女の自分に対する愛情が幻であることを、悟らせてしまったのでしょう。

自分を愛していると思っていた女は、
実は自身の欲望のために山賊を騙し利用しようとしただけの「鬼」だった。
女の本性が鬼であることがわかった山賊は、その場で女を絞め殺してしまいます。
女は桜の花の中に消えてしまうが、魂の悲鳴が***
山賊が刀を斬りまわすと同時に、会場いっぱいに叫び声が響き渡りました。

何を語りたかったのか、私の頭ではよく理解できない劇でした。

ただ、我が侭を通してはいけない、人を騙して利用してはいけない***


他人もそうなのだから、自分もある程度は我慢し、
他人のために何かしてあげなければというような妥協のなかで暮らしている。
自分たちはそれぞれのことを理解し認め合いながらうまく共存してゆかなかればならない。
このような認識がなければ、他人との関係の中で、まともな生活は送ってゆけないだろう。

もし、自分が他人から突き放されたものとして、
他人を突き放して徹底的に自分一人の世界と向かい合ったなら、
「桜の森の満開の下」の中の女のように、独り首遊びをして生きてゆくしかないのかもしれない。

そして、今の旦那と出会ったとき、刀で切り裂かれる***
ちょっと役者になってみました。

旦那様を大事にしなくては*** (笑)



> ご主人さまの燻製 大きな釜でしょうか。沢山出来るのですね。 

そんなに大きくないですよ。
小型の温風ストーブくらいです。
午後から夜9時ごろまで、何回かに分けて作るんですよ。

Re: No title

v-48EGUTI YOUSUKEさん、こんばんは。

> いい趣味をお持ちでいいですね
>
2か月に一度の観劇です。
昼間ゆっくり見に行ければ良いのですが、会社から直行です。
感動することも、脳軟化症の予防かな~と***

> 温泉情報をひとつ
> 松本市の里山辺のホテルニュ-コトブキ 結構いいよ
> 15時〜21時まで日帰り入浴可能 500円 座敷風呂露店風呂あるよ
>
ニューコトブキへ、行って来られたんですね。
今度、温泉仲間で行ってみたいです。


> 貸切入浴施設も有るよ 6300円 風呂+食事+客室風呂 これは前日までの予約要
>
これはいいですね~!


> 白糸の滝より良かったな

最近、白糸の滝へ行ってません。
割引券がありますが***150円で入れるんですが***

No title

今晩は  凄い劇をご覧になって来たのですね。
物語は帰りの車の中で悲鳴を発したほど強烈な刺激を受けたのですね。
ご主人さまの燻製 大きな釜でしょうか。沢山出来るのですね。 

No title

いい趣味をお持ちでいいですね

温泉情報をひとつ
松本市の里山辺のホテルニュ-コトブキ 結構いいよ
15時〜21時まで日帰り入浴可能 500円 座敷風呂露店風呂あるよ

貸切入浴施設も有るよ 6300円 風呂+食事+客室風呂 これは前日までの予約要

白糸の滝より良かったな
プロフィール

Author:sanadaen
長野県塩尻市でぶどうの観光農園を、家族で営んでいます。

日々の出来事など綴っていきますのでご覧下さい。

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