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寒さこらえてブドウ剪定

1月23日(木)

信州塩尻は、氷点下12度の寒い朝 
青空がとても綺麗

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毎日寒い日が続いています。
そんな中、あちこちで葡萄の剪定作業が行われています。

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昨夜の夕飯
毎日寒い中働いている旦那様に作ってあげます。
果樹の剪定は、静かに枝を見て慎重に剪定して行きます。
鋏を持つ手は動きますが、体はあまり動かないので、寒いです。
右肩も、枝をひっぱり下ろす左肩も凝って痛いそうです。

優しい???(嘘つけ~)私は、
整骨院で処方されたとても効果のあるシップを旦那様の肩に貼ってあげて、
私は、普通のシップを貼ります。

風邪を引かないように、ニンニクたっぷりの餃子です。
長女の分は、ニンニク控えめをいつも作っています。

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前夜は手巻き寿司、昨夜は前菜にお刺身を!
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餃子の日は、紹興酒で乾杯

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今日は、舜くんの検診日で、朝 英ちゃんを預かりました。
予防接種と同じで、混む前に一番乗りする二女ですが、お昼は家で食べて帰るそうです。
孫の為には、ぶどう園に行くのを止めて、朝早くから掃除機をかけてくれます。
テーブルの上を片つける旦那様の顔は、剪定で日に焼けて酔っぱらいみたいです。

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私は、会社を休めませんので、
   お昼の用意をして会社へGO~!

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夕飯
今夜は、うどんがいいな~! と長女
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赤ワインのあと濁酒、生原酒を軽くいただき***
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鹿肉レバーのスモーク

鹿肉の栄養と特徴
●鹿肉は、「健康食」として注目
鹿肉は全般的に、脂肪分やコレステロールが少なく、牛・豚・鶏肉よりもタンパク質が多いため、消化
が早く、健康食として注目されている。
●「カロリー」と「鉄分」
鹿肉のカロリーは、牛肉の1/4以下、豚肉の半分以下で、鉄分は牛肉の約7倍、豚肉の約10倍以
上とたいへん豊富である。鉄分は、1日に1.5ミリグラムが体から失われており、男性で10ミリグラム、
女性で12ミリグラムを食事から摂取する方がよいとされている。日本人の平均的な食生活では、摂取
必要量はすれすれで、ダイエットや偏食をするとたちまち不足してしまう。特に女性は、月経によって通
常の約20日分の鉄分を失うため、意識して摂る必要がある。鹿肉や魚の赤身が持つ鉄分は「ヘム鉄」
といい、人体内にある鉄分と性質が似ているために体内吸収率が高い。
●「タンパク質」と「脂質」
タンパク質は牛肉のほぼ2倍と高く、脂質は10分の1以下と低い。しかも脂質には脳の働きを活発に
したり、記憶力や学習能力を高める働きをするドコサヘキサエン酸(DHA)をはじめ、人体に不可欠な不
飽和脂肪酸を多く含んでいる。
血管壁にこびりついて血流を妨げるのが悪玉コレステロール、悪玉コレステロールを回収して肝臓に
戻す作用を持つのが善玉コレステロールだが、DHAは悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロール
を増やす働きがある。これまでイワシやサンマなどの青背魚に多く含まれることがわかっていたが、鹿
肉にも含まれることが判明した。
●「リノール酸」
幼鹿の脂肪には、共役リノール酸をはじめ、多価不飽和脂肪酸が多い。共役リノール酸には、脂肪燃
焼、体脂肪減少、悪玉コレステロールの血管内沈着を防ぐ作用、さらには抗ガン作用や免疫を高める作
用もある。

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柿干し (干し柿)
干し柿は、秋に収穫した渋柿の皮をむいて、軒先にのれんのように干し、
一ケ月ほど日差しや乾燥した寒風にさらして作ります。
乾燥して縮み、黒っぽい表面に白い粉がふけば渋みも抜けて、食べごろになります。

風邪予防、肌を乾燥から守るβ-カロテンが豊富
あんぽ柿
半乾燥状態のあんぽ柿は、とろりとした柔らかい舌触りがたまりません。
干し柿は、甘柿の約3倍以上のβ-カロテンを含んでいます。
β-カロテンは、強い抗酸化作用で活性酸素を除去し、また必要に応じて体内でビタミンAに代わり、
粘膜を強くする働きがあり体の抵抗力を高めて風邪予防に、また肌の乾燥を防ぐことにも役立ちます。


注目の抗酸化成分クリプトキサンチンも
さらに干し柿には、β-カロチンの5倍もの発がん抑制効果が報告されているクリプトキサンチンも、
温州みかんほどではありませんが多く含まれています。

クリプトキサンチンやβ-カロテンは、アルコールによる肝機能障害を予防する働きがあり、
タンニンも血液中のアルコールを分解する働きがあり、お酒も多く飲みがちな今の時期にはぴったりですね。


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テーマ : 信州 塩尻
ジャンル : 日記

生原酒 & 郷~

1月22日(水)

信州塩尻は、今日も雪景色 10センチ位の積雪でした。
朝から気持ちの良い青空の一日でした。

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凍ってドアが開かないマイカー
暖気運転が、通勤時間位掛かってしまいます。
エンジンをかけてから会社に到着するまで40分***
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いっちゃん、ストーブの番だね!
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パンちゃん、お散歩は滑るから危ないで***
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ガリガリ ツルツルの道路
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昨夜は、12時過ぎにお風呂に入って直ぐ寝ましたら、
30分おきに目が覚めて***
熱くて寝汗をかきました。
いつも、一緒に寝ているいっちゃんも、熟睡できなかったようで、
旦那様の所で寝ていました。

今日は朝から眠くて眠くて***、眠い一日でした。



体調の良いのは、通勤時間にこれを聞いてる時。

40th anniversary limited box set“LINK”(DVD付)
HIROMI GO DISCOTHEQUE TOUR 2013 “LET'S GROOVE" [DVD]


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自分へのご褒美 と言うか、去年と一昨年分のクリスマスプレゼント。
最近時間があったのでインターネットから注文しました。

やっぱりヒロミは元気の源だわ~!
でも、旦那様は嫌がるので、いない所でしか聞けません、見れません。



ついでに、
日本一のカリスマ訓練士 藤井聡 犬のしつけ法 DVD[通信講座]も買いました。 
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決してパンちゃんは、ダメ犬ではありません。


最近、我がまま放題になりかけてるパンちゃんです。

我がままをさせている私たちに問題が!

私は、躾教室で勉強しましたが、もう一度復習の為に。

そして、何よりも家族が統一した躾をしないとパンちゃんも可哀相~***

夕飯後に、DVDを見て勉強会をしたいです。

飼い主との信頼関係を結ぶ
家族がリーダーになれるように

只今、パンちゃんがリーダーで、
家族がパンちゃんに躾けられてる傾向です。





昨夜の夕飯

「これは、私が求めていた生酒ですわ!」
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ご馳走様です。
生酒は、どちらかと言うと甘いんですが、あまり甘いのは好みではありませんが、
アルコール度数が高いのが飲みたくて、毎年特に冬にはいただきます。

今シーズンも木下酒店さんに、甘くない生酒をお願いしました。
とても美味しい生酒でしたが、やっぱり甘口でした。

そして昨夜、森のきのこさんが贈ってくださった奈良の生原酒 をいただきました。

美味しいね~ と私

「お刺身には、やっぱ~日本酒だな~!」 と夫

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テーマ : 写真日記
ジャンル : 日記

ポンカン

1月21日(火)

信州塩尻は、ふんわり軽い雪が5センチほど積もった氷点下8度の朝でした。

道は、ガリガリです。
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夕方からまた雪が降り出しました。
明日の朝、積もらなければ良いのですが***
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夕飯の材料を急んで買ってきた間に、車の窓は雪雪雪***
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昨日、家に帰って夕飯の用意をしていたら、
ピポ~ンピポ~ン!
ご馳走様です。

びっくりしました!
いつもお世話になっている、三重のネコビーバーさん から、みかんが届きました。
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ポンカン、紅まどか、レモン

「これ、新鮮~、フレッシュ! 皮から汁が飛んできた~」 と長女

「私も食べよ~! あ~、皮の汁が目に飛んできた! キュ~ン 」 と私

とてもみずみずしく、いい香りが部屋中に!

スーパーで買ってきたのと全然違います。

とっても甘くて美味しくて、幸せ~

皮は、お風呂に入れようね! 皮も食べれそうだよね!***

どうもありがとうございました
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全国各地の皆様からの、温かいお心遣いの品をいただき、
本当に幸せな真田園です。

皆様に、感謝感謝!




そして、宅配便のお兄さん、寒い中いつもありがとうございます。




今日は、2週間ぶりの整骨院に行って来ました。
これと言った仕事をした訳ではありませんが、肩こりが***

最近の寒さが身に沁みて、冷え症みたいです。
肩、背中、腰を中心に揉み解してもらいますが、気持ちいい~と思ってウトウトしていると、
アイタター! ぐっと堪えて我慢です。

隣では、凄い大きな声を出して「痛い痛い痛い~!」と連続して悲鳴を挙げてる女性の方ですが、
何故か私は、声に出して「痛い!」と言えません。

「痛くないですか?」と先生

「痛いですよ! 場所によっては凄く痛いですよ!」と私

「真田さん、強いですね~!」と先生

「そんな事ないですよ~」と私

「毎晩お酒どのくらい飲みますか?」と先生

「え~??? 2合くらいだよ」と私

「いつも何飲むんですか?」と先生

「決まってないけど、ビール、ワイン、日本酒***」と私

「ワイン、当たり外れがありますよね~」 と先生

「家で飲むのは、ほとんど当たりだよ!」と私

「凄いな~」と先生

こんな会話が続きます。
先生も、毎晩晩酌が楽しみだそうです。



そして、「セリカ カッコいいですね~!」と先生

「骨董品ですよ!30代から乗ってるんだよ」と私

「嘘~~~! うそでしょ!」と先生

「本当ですよ! カルテに年齢かいてあるだろ~!」と私***


こんな話をしてるから、痛い!なんて言えないのが分かるでしょ!





昨日の夕飯
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デザートは、いただいたポンカンと日本茶。

「日本人ならお茶を飲め~!」と旦那様が煎れてくれました。


私は、次はビールを飲みたかったんだけど***



そして今夜の夕飯

「最近お肉が続いたから、お魚が食べたいな~」と旦那様

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続きは明日、おやすみなさい。

テーマ : ご馳走様でした。
ジャンル : 日記

インターネットの図書館、青空文庫

1月20日(月)

信州塩尻は、今日も寒~い曇り空。

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先日の観劇の内容が、今一理解できない***不思議な感じ!

インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で読んでみました。


最後まで読んで見られた方、内容理解できましたでしょうか?

私は、未だに舞台の動揺、最後の場面が脳裏と心に焼き付いて、
悲鳴をあげたくなります。




桜の森の満開の下 (青空文庫より添付)

坂口安吾

 桜の花が咲くと人々は酒をぶらさげたり団子だんごをたべて花の下を歩いて絶景だの春ランマンだのと浮かれて陽気になりますが、これは嘘です。なぜ嘘かと申しますと、桜の花の下へ人がより集って酔っ払ってゲロを吐いて喧嘩けんかして、これは江戸時代からの話で、大昔は桜の花の下は怖しいと思っても、絶景だなどとは誰も思いませんでした。近頃は桜の花の下といえば人間がより集って酒をのんで喧嘩していますから陽気でにぎやかだと思いこんでいますが、桜の花の下から人間を取り去ると怖ろしい景色になりますので、能にも、さる母親が愛児を人さらいにさらわれて子供を探して発狂して桜の花の満開の林の下へ来かかり見渡す花びらの陰に子供の幻を描いて狂い死して花びらに埋まってしまう(このところ小生の蛇足だそく)という話もあり、桜の林の花の下に人の姿がなければ怖しいばかりです。
 昔、鈴鹿峠にも旅人が桜の森の花の下を通らなければならないような道になっていました。花の咲かない頃はよろしいのですが、花の季節になると、旅人はみんな森の花の下で気が変になりました。できるだけ早く花の下から逃げようと思って、青い木や枯れ木のある方へ一目散に走りだしたものです。一人だとまだよいので、なぜかというと、花の下を一目散に逃げて、あたりまえの木の下へくるとホッとしてヤレヤレと思って、すむからですが、二人連は都合が悪い。なぜなら人間の足の早さは各人各様で、一人が遅れますから、オイ待ってくれ、後から必死に叫んでも、みんな気違いで、友達をすてて走ります。それで鈴鹿峠の桜の森の花の下を通過したとたんに今迄仲のよかった旅人が仲が悪くなり、相手の友情を信用しなくなります。そんなことから旅人も自然に桜の森の下を通らないで、わざわざ遠まわりの別の山道を歩くようになり、やがて桜の森は街道を外はずれて人の子一人通らない山の静寂へとり残されてしまいました。
 そうなって何年かあとに、この山に一人の山賊が住みはじめましたが、この山賊はずいぶんむごたらしい男で、街道へでて情容赦なく着物をはぎ人の命も断ちましたが、こんな男でも桜の森の花の下へくるとやっぱり怖しくなって気が変になりました。そこで山賊はそれ以来花がきらいで、花というものは怖しいものだな、なんだか厭なものだ、そういう風に腹の中では呟つぶやいていました。花の下では風がないのにゴウゴウ風が鳴っているような気がしました。そのくせ風がちっともなく、一つも物音がありません。自分の姿と跫音あしおとばかりで、それがひっそり冷めたいそして動かない風の中につつまれていました。花びらがぽそぽそ散るように魂が散っていのちがだんだん衰えて行くように思われます。それで目をつぶって何か叫んで逃げたくなりますが、目をつぶると桜の木にぶつかるので目をつぶるわけにも行きませんから、一そう気違いになるのでした。
 けれども山賊は落付いた男で、後悔ということを知らない男ですから、これはおかしいと考えたのです。ひとつ、来年、考えてやろう。そう思いました。今年は考える気がしなかったのです。そして、来年、花がさいたら、そのときじっくり考えようと思いました。毎年そう考えて、もう十何年もたち、今年も亦また、来年になったら考えてやろうと思って、又、年が暮れてしまいました。
 そう考えているうちに、始めは一人だった女房がもう七人にもなり、八人目の女房を又街道から女の亭主の着物と一緒にさらってきました。女の亭主は殺してきました。
 山賊は女の亭主を殺す時から、どうも変だと思っていました。いつもと勝手が違うのです。どこということは分らぬけれども、変てこで、けれども彼の心は物にこだわることに慣れませんので、そのときも格別深く心にとめませんでした。
 山賊は始めは男を殺す気はなかったので、身ぐるみ脱がせて、いつもするようにとっとと失せろと蹴とばしてやるつもりでしたが、女が美しすぎたので、ふと、男を斬りすてていました。彼自身に思いがけない出来事であったばかりでなく、女にとっても思いがけない出来事だったしるしに、山賊がふりむくと女は腰をぬかして彼の顔をぼんやり見つめました。今日からお前は俺の女房だと言うと、女はうなずきました。手をとって女を引き起すと、女は歩けないからオブっておくれと言います。山賊は承知承知と女を軽々と背負って歩きましたが、険けわしい登り坂へきて、ここは危いから降りて歩いて貰おうと言っても、女はしがみついて厭々、厭ヨ、と言って降りません。
「お前のような山男が苦しがるほどの坂道をどうして私が歩けるものか、考えてごらんよ」
「そうか、そうか、よしよし」と男は疲れて苦しくても好機嫌でした。「でも、一度だけ降りておくれ。私は強いのだから、苦しくて、一休みしたいというわけじゃないぜ。眼の玉が頭の後側にあるというわけのものじゃないから、さっきからお前さんをオブっていてもなんとなくもどかしくて仕方がないのだよ。一度だけ下へ降りてかわいい顔を拝ましてもらいたいものだ」
「厭よ、厭よ」と、又、女はやけに首っ玉にしがみつきました。「私はこんな淋しいところに一っときもジッとしていられないヨ。お前のうちのあるところまで一っときも休まず急いでおくれ。さもないと、私はお前の女房になってやらないよ。私にこんな淋しい思いをさせるなら、私は舌を噛んで死んでしまうから」
「よしよし。分った。お前のたのみはなんでもきいてやろう」
 山賊はこの美しい女房を相手に未来のたのしみを考えて、とけるような幸福を感じました。彼は威張りかえって肩を張って、前の山、後の山、右の山、左の山、ぐるりと一廻転して女に見せて、
「これだけの山という山がみんな俺のものなんだぜ」
 と言いましたが、女はそんなことにはてんで取りあいません。彼は意外に又残念で、
「いいかい。お前の目に見える山という山、木という木、谷という谷、その谷からわく雲まで、みんな俺のものなんだぜ」
「早く歩いておくれ。私はこんな岩コブだらけの崖の下にいたくないのだから」
「よし、よし。今にうちにつくと飛びきりの御馳走をこしらえてやるよ」
「お前はもっと急げないのかえ。走っておくれ」
「なかなかこの坂道は俺が一人でもそうは駈けられない難所だよ」
「お前も見かけによらない意気地なしだねえ。私としたことが、とんだ甲斐性かいしょなしの女房になってしまった。ああ、ああ。これから何をたよりに暮したらいいのだろう」
「なにを馬鹿な。これぐらいの坂道が」
「アア、もどかしいねえ。お前はもう疲れたのかえ」
「馬鹿なことを。この坂道をつきぬけると、鹿もかなわぬように走ってみせるから」
「でもお前の息は苦しそうだよ。顔色が青いじゃないか」
「なんでも物事の始めのうちはそういうものさ。今に勢いのはずみがつけば、お前が背中で目を廻すぐらい速く走るよ」
 けれども山賊は身体が節々からバラバラに分かれてしまったように疲れていました。そしてわが家の前へ辿たどりついたときには目もくらみ耳もなり嗄しわがれ声のひときれをふりしぼる力もありません。家の中から七人の女房が迎えに出てきましたが、山賊は石のようにこわばった身体をほぐして背中の女を下すだけで勢一杯でした。
 七人の女房は今迄に見かけたこともない女の美しさに打たれましたが、女は七人の女房の汚さに驚きました。七人の女房の中には昔はかなり綺麗な女もいたのですが今は見る影もありません。女は薄気味悪がって男の背へしりぞいて、
「この山女は何なのよ」
「これは俺の昔の女房なんだよ」
 と男は困って「昔の」という文句を考えついて加えたのはとっさの返事にしては良く出来ていましたが、女は容赦がありません。
「まア、これがお前の女房かえ」
「それは、お前、俺はお前のような可愛いい女がいようとは知らなかったのだからね」
「あの女を斬り殺しておくれ」
 女はいちばん顔形のととのった一人を指して叫びました。
「だって、お前、殺さなくっとも、女中だと思えばいいじゃないか」
「お前は私の亭主を殺したくせに、自分の女房が殺せないのかえ。お前はそれでも私を女房にするつもりなのかえ」
 男の結ばれた口から呻うめきがもれました。男はとびあがるように一躍りして指された女を斬り倒していました。然し、息つくひまもありません。
「この女よ。今度は、それ、この女よ」
 男はためらいましたが、すぐズカズカ歩いて行って、女の頸くびへザクリとダンビラを斬りこみました。首がまだコロコロととまらぬうちに、女のふっくらツヤのある透きとおる声は次の女を指して美しく響いていました。
「この女よ。今度は」
 指さされた女は両手に顔をかくしてキャーという叫び声をはりあげました。その叫びにふりかぶって、ダンビラは宙を閃いて走りました。残る女たちは俄にわかに一時に立上って四方に散りました。
「一人でも逃したら承知しないよ。藪やぶの陰にも一人いるよ。上手へ一人逃げて行くよ」
 男は血刀をふりあげて山の林を駈け狂いました。たった一人逃げおくれて腰をぬかした女がいました。それはいちばん醜くて、ビッコの女でしたが、男が逃げた女を一人あまさず斬りすてて戻ってきて、無造作にダンビラをふりあげますと、
「いいのよ。この女だけは。これは私が女中に使うから」
「ついでだから、やってしまうよ」
「バカだね。私が殺さないでおくれと言うのだよ」
「アア、そうか。ほんとだ」
 男は血刀を投げすてて尻もちをつきました。疲れがどッとこみあげて目がくらみ、土から生えた尻のように重みが分ってきました。ふと静寂に気がつきました。とびたつような怖ろしさがこみあげ、ぎょッとして振向くと、女はそこにいくらかやる瀬ない風情でたたずんでいます。男は悪夢からさめたような気がしました。そして、目も魂も自然に女の美しさに吸いよせられて動かなくなってしまいました。けれども男は不安でした。どういう不安だか、なぜ、不安だか、何が、不安だか、彼には分らぬのです。女が美しすぎて、彼の魂がそれに吸いよせられていたので、胸の不安の波立ちをさして気にせずにいられただけです。
 なんだか、似ているようだな、と彼は思いました。似たことが、いつか、あった、それは、と彼は考えました。アア、そうだ、あれだ。気がつくと彼はびっくりしました。
 桜の森の満開の下です。あの下を通る時に似ていました。どこが、何が、どんな風に似ているのだか分りません。けれども、何か、似ていることは、たしかでした。彼にはいつもそれぐらいのことしか分らず、それから先は分らなくても気にならぬたちの男でした。
 山の長い冬が終り、山のてっぺんの方や谷のくぼみに樹の陰に雪はポツポツ残っていましたが、やがて花の季節が訪れようとして春のきざしが空いちめんにかがやいていました。
 今年、桜の花が咲いたら、と、彼は考えました。花の下にさしかかる時はまだそれほどではありません。それで思いきって花の下へ歩きこみます。だんだん歩くうちに気が変になり、前も後も右も左も、どっちを見ても上にかぶさる花ばかり、森のまんなかに近づくと怖しさに盲滅法たまらなくなるのでした。今年はひとつ、あの花ざかりの林のまんなかで、ジッと動かずに、いや、思いきって地べたに坐ってやろう、と彼は考えました。そのとき、この女もつれて行こうか、彼はふと考えて、女の顔をチラと見ると、胸さわぎがして慌てて目をそらしました。自分の肚はらが女に知れては大変だという気持が、なぜだか胸に焼け残りました。

       ★

 女は大変なわがまま者でした。どんなに心をこめた御馳走をこしらえてやっても、必ず不服を言いました。彼は小鳥や鹿をとりに山を走りました。猪いのししも熊もとりました。ビッコの女は木の芽や草の根をさがしてひねもす林間をさまよいました。然し女は満足を示したことはありません。
「毎日こんなものを私に食えというのかえ」
「だって、飛び切りの御馳走なんだぜ。お前がここへくるまでは、十日に一度ぐらいしかこれだけのものは食わなかったものだ」
「お前は山男だからそれでいいのだろうさ。私の喉のどは通らないよ。こんな淋さびしい山奥で、夜の夜長にきくものと云えば梟ふくろうの声ばかり、せめて食べる物でも都に劣らぬおいしい物が食べられないものかねえ。都の風がどんなものか。その都の風をせきとめられた私の思いのせつなさがどんなものか、お前には察しることも出来ないのだね。お前は私から都の風をもぎとって、その代りにお前の呉くれた物といえば鴉からすや梟の鳴く声ばかり。お前はそれを羞はずかしいとも、むごたらしいとも思わないのだよ」
 女の怨じる言葉の道理が男には呑みこめなかったのです。なぜなら男は都の風がどんなものだか知りません。見当もつかないのです。この生活、この幸福に足りないものがあるという事実に就ついて思い当るものがない。彼はただ女の怨じる風情の切なさに当惑し、それをどのように処置してよいか目当に就て何の事実も知らないので、もどかしさに苦しみました。
 今迄には都からの旅人を何人殺したか知れません。都からの旅人は金持で所持品も豪華ですから、都は彼のよい鴨かもで、せっかく所持品を奪ってみても中身がつまらなかったりするとチェッこの田舎者め、とか土百姓めとか罵ののしったもので、つまり彼は都に就てはそれだけが知識の全部で、豪華な所持品をもつ人達のいるところであり、彼はそれをまきあげるという考え以外に余念はありませんでした。都の空がどっちの方角だということすらも、考えてみる必要がなかったのです。
 女は櫛くしだの笄こうがいだの簪かんざしだの紅べにだのを大事にしました。彼が泥の手や山の獣の血にぬれた手でかすかに着物にふれただけでも女は彼を叱りました。まるで着物が女のいのちであるように、そしてそれをまもることが自分のつとめであるように、身の廻りを清潔にさせ、家の手入れを命じます。その着物は一枚の小袖こそでと細紐ほそひもだけでは事足りず、何枚かの着物といくつもの紐と、そしてその紐は妙な形にむすばれ不必要に垂れ流されて、色々の飾り物をつけたすことによって一つの姿が完成されて行くのでした。男は目を見はりました。そして嘆声をもらしました。彼は納得させられたのです。かくして一つの美が成りたち、その美に彼が満たされている、それは疑る余地がない、個としては意味をもたない不完全かつ不可解な断片が集まることによって一つの物を完成する、その物を分解すれば無意味なる断片に帰する、それを彼は彼らしく一つの妙なる魔術として納得させられたのでした。
 男は山の木を切りだして女の命じるものを作ります。何物が、そして何用につくられるのか、彼自身それを作りつつあるうちは知ることが出来ないのでした。それは胡床こしょうと肱掛ひじかけでした。胡床はつまり椅子です。お天気の日、女はこれを外へ出させて、日向ひなたに、又、木陰に、腰かけて目をつぶります。部屋の中では肱掛にもたれて物思いにふけるような、そしてそれは、それを見る男の目にはすべてが異様な、なまめかしく、なやましい姿に外ならぬのでした。魔術は現実に行われており、彼自らがその魔術の助手でありながら、その行われる魔術の結果に常に訝いぶかりそして嘆賞するのでした。
 ビッコの女は朝毎に女の長い黒髪をくしけずります。そのために用いる水を、男は谷川の特に遠い清水からくみとり、そして特別そのように注意を払う自分の労苦をなつかしみました。自分自身が魔術の一つの力になりたいということが男の願いになっていました。そして彼自身くしけずられる黒髪にわが手を加えてみたいものだと思います。いやよ、そんな手は、と女は男を払いのけて叱ります。男は子供のように手をひっこめて、てれながら、黒髪にツヤが立ち、結ばれ、そして顔があらわれ、一つの美が描かれ生まれてくることを見果てぬ夢に思うのでした。
「こんなものがなア」
 彼は模様のある櫛や飾のある笄をいじり廻しました。それは彼が今迄は意味も値打もみとめることのできなかったものでしたが、今も尚なお、物と物との調和や関係、飾りという意味の批判はありません。けれども魔力が分ります。魔力は物のいのちでした。物の中にもいのちがあります。
「お前がいじってはいけないよ。なぜ毎日きまったように手をだすのだろうね」
「不思議なものだなア」
「何が不思議なのさ」
「何がってこともないけどさ」
 と男はてれました。彼には驚きがありましたが、その対象は分らぬのです。
 そして男に都を怖れる心が生れていました。その怖れは恐怖ではなく、知らないということに対する羞恥と不安で、物知りが未知の事柄にいだく不安と羞恥に似ていました。女が「都」というたびに彼の心は怯おびえ戦おののきました。けれども彼は目に見える何物も怖れたことがなかったので、怖れの心になじみがなく、羞じる心にも馴れていません。そして彼は都に対して敵意だけをもちました。
 何百何千の都からの旅人を襲ったが手に立つ者がなかったのだから、と彼は満足して考えました。どんな過去を思いだしても、裏切られ傷けられる不安がありません。それに気附くと、彼は常に愉快で又誇りやかでした。彼は女の美に対して自分の強さを対比しました。そして強さの自覚の上で多少の苦手と見られるものは猪だけでした。その猪も実際はさして怖るべき敵でもないので、彼はゆとりがありました。
「都には牙のある人間がいるかい」
「弓をもったサムライがいるよ」
「ハッハッハ。弓なら俺は谷の向うの雀の子でも落すのだからな。都には刀が折れてしまうような皮の堅い人間はいないだろう」
「鎧よろいをきたサムライがいるよ」
「鎧は刀が折れるのか」
「折れるよ」
「俺は熊も猪も組み伏せてしまうのだからな」
「お前が本当に強い男なら、私を都へ連れて行っておくれ。お前の力で、私の欲しい物、都の粋を私の身の廻りへ飾っておくれ。そして私にシンから楽しい思いを授けてくれることができるなら、お前は本当に強い男なのさ」
「わけのないことだ」
 男は都へ行くことに心をきめました。彼は都にありとある櫛や笄や簪や着物や鏡や紅を三日三晩とたたないうちに女の廻りへ積みあげてみせるつもりでした。何の気がかりもありません。一つだけ気にかかることは、まったく都に関係のない別なことでした。
 それは桜の森でした。
 二日か三日の後に森の満開が訪れようとしていました。今年こそ、彼は決意していました。桜の森の花ざかりのまんなかで、身動きもせずジッと坐っていてみせる。彼は毎日ひそかに桜の森へでかけて蕾つぼみのふくらみをはかっていました。あと三日、彼は出発を急ぐ女に言いました。
「お前に支度の面倒があるものかね」と女は眉をよせました。「じらさないでおくれ。都が私をよんでいるのだよ」
「それでも約束があるからね」
「お前がかえ。この山奥に約束した誰がいるのさ」
「それは誰もいないけれども、ね。けれども、約束があるのだよ」
「それはマア珍しいことがあるものだねえ。誰もいなくって誰と約束するのだえ」
 男は嘘がつけなくなりました。
「桜の花が咲くのだよ」
「桜の花と約束したのかえ」
「桜の花が咲くから、それを見てから出掛けなければならないのだよ」
「どういうわけで」
「桜の森の下へ行ってみなければならないからだよ」
「だから、なぜ行って見なければならないのよ」
「花が咲くからだよ」
「花が咲くから、なぜさ」
「花の下は冷めたい風がはりつめているからだよ」
「花の下にかえ」
「花の下は涯はてがないからだよ」
「花の下がかえ」
 男は分らなくなってクシャクシャしました。
「私も花の下へ連れて行っておくれ」
「それは、だめだ」
 男はキッパリ言いました。
「一人でなくちゃ、だめなんだ」
 女は苦笑しました。
 男は苦笑というものを始めて見ました。そんな意地の悪い笑いを彼は今まで知らなかったのでした。そしてそれを彼は「意地の悪い」という風には判断せずに、刀で斬っても斬れないように、と判断しました。その証拠には、苦笑は彼の頭にハンを捺おしたように刻みつけられてしまったからです。それは刀の刃のように思いだすたびにチクチク頭をきりました。そして彼がそれを斬ることはできないのでした。
 三日目がきました。
 彼はひそかに出かけました。桜の森は満開でした。一足ふみこむとき、彼は女の苦笑を思いだしました。それは今までに覚えのない鋭さで頭を斬りました。それだけでもう彼は混乱していました。花の下の冷めたさは涯のない四方からドッと押し寄せてきました。彼の身体は忽たちまちその風に吹きさらされて透明になり、四方の風はゴウゴウと吹き通り、すでに風だけがはりつめているのでした。彼の声のみが叫びました。彼は走りました。何という虚空でしょう。彼は泣き、祈り、もがき、ただ逃げ去ろうとしていました。そして、花の下をぬけだしたことが分ったとき、夢の中から我にかえった同じ気持を見出しました。夢と違っていることは、本当に息も絶え絶えになっている身の苦しさでありました。

       ★

 男と女とビッコの女は都に住みはじめました。
 男は夜毎に女の命じる邸宅へ忍び入りました。着物や宝石や装身具も持ちだしましたが、それのみが女の心を充たす物ではありませんでした。女の何より欲しがるものは、その家に住む人の首でした。
 彼等の家にはすでに何十の邸宅の首が集められていました。部屋の四方の衝立ついたてに仕切られて首は並べられ、ある首はつるされ、男には首の数が多すぎてどれがどれやら分らなくとも、女は一々覚えており、すでに毛がぬけ、肉がくさり、白骨になっても、どこのたれということを覚えていました。男やビッコの女が首の場所を変えると怒り、ここはどこの家族、ここは誰の家族とやかましく言いました。
 女は毎日首遊びをしました。首は家来をつれて散歩にでます。首の家族へ別の首の家族が遊びに来ます。首が恋をします。女の首が男の首をふり、又、男の首が女の首をすてて女の首を泣かせることもありました。
 姫君の首は大納言の首にだまされました。大納言の首は月のない夜、姫君の首の恋する人の首のふりをして忍んで行って契ちぎりを結びます。契りの後に姫君の首が気がつきます。姫君の首は大納言の首を憎むことができず我が身のさだめの悲しさに泣いて、尼になるのでした。すると大納言の首は尼寺へ行って、尼になった姫君の首を犯します。姫君の首は死のうとしますが大納言のささやきに負けて尼寺を逃げて山科やましなの里へかくれて大納言の首のかこい者となって髪の毛を生やします。姫君の首も大納言の首ももはや毛がぬけ肉がくさりウジ虫がわき骨がのぞけていました。二人の首は酒もりをして恋にたわぶれ、歯の骨と歯の骨と噛み合ってカチカチ鳴り、くさった肉がペチャペチャくっつき合い鼻もつぶれ目の玉もくりぬけていました。
 ペチャペチャとくッつき二人の顔の形がくずれるたびに女は大喜びで、けたたましく笑いさざめきました。
「ほれ、ホッペタを食べてやりなさい。ああおいしい。姫君の喉もたべてやりましょう。ハイ、目の玉もかじりましょう。すすってやりましょうね。ハイ、ペロペロ。アラ、おいしいね。もう、たまらないのよ、ねえ、ほら、ウンとかじりついてやれ」
 女はカラカラ笑います。綺麗きれいな澄んだ笑い声です。薄い陶器が鳴るような爽やかな声でした。
 坊主の首もありました。坊主の首は女に憎がられていました。いつも悪い役をふられ、憎まれて、嬲なぶり殺しにされたり、役人に処刑されたりしました。坊主の首は首になって後に却かえって毛が生え、やがてその毛もぬけてくさりはて、白骨になりました。白骨になると、女は別の坊主の首を持ってくるように命じました。新しい坊主の首はまだうら若い水々しい稚子ちごの美しさが残っていました。女はよろこんで机にのせ酒をふくませ頬ずりして舐なめたりくすぐったりしましたが、じきあきました。
「もっと太った憎たらしい首よ」
 女は命じました。男は面倒になって五ツほどブラさげて来ました。ヨボヨボの老僧の首も、眉の太い頬っぺたの厚い、蛙かえるがしがみついているような鼻の形の顔もありました。耳のとがった馬のような坊主の首も、ひどく神妙な首の坊主もあります。けれども女の気に入ったのは一つでした。それは五十ぐらいの大坊主の首で、ブ男で目尻がたれ、頬がたるみ、唇が厚くて、その重さで口があいているようなだらしのない首でした。女はたれた目尻の両端を両手の指の先で押えて、クリクリと吊りあげて廻したり、獅子鼻ししばなの孔へ二本の棒をさしこんだり、逆さに立ててころがしたり、だきしめて自分のお乳を厚い唇の間へ押しこんでシャブらせたりして大笑いしました。けれどもじきにあきました。
 美しい娘の首がありました。清らかな静かな高貴な首でした。子供っぽくて、そのくせ死んだ顔ですから妙に大人びた憂いがあり、閉じられたマブタの奥に楽しい思いも悲しい思いもマセた思いも一度にゴッちゃに隠されているようでした。女はその首を自分の娘か妹のように可愛がりました。黒い髪の毛をすいてやり、顔にお化粧してやりました。ああでもない、こうでもないと念を入れて、花の香りのむらだつようなやさしい顔が浮きあがりました。
 娘の首のために、一人の若い貴公子の首が必要でした。貴公子の首も念入りにお化粧され、二人の若者の首は燃え狂うような恋の遊びにふけります。すねたり、怒ったり、憎んだり、嘘をついたり、だましたり、悲しい顔をしてみせたり、けれども二人の情熱が一度に燃えあがるときは一人の火がめいめい他の一人を焼きこがしてどっちも焼かれて舞いあがる火焔になって燃えまじりました。けれども間もなく悪侍だの色好みの大人だの悪僧だの汚い首が邪魔にでて、貴公子の首は蹴られて打たれたあげくに殺されて、右から左から前から後から汚い首がゴチャゴチャ娘に挑みかかって、娘の首には汚い首の腐った肉がへばりつき、牙のような歯に食いつかれ、鼻の先が欠けたり、毛がむしられたりします。すると女は娘の首を針でつついて穴をあけ、小刀で切ったり、えぐったり、誰の首よりも汚らしい目も当てられない首にして投げだすのでした。
 男は都を嫌いました。都の珍らしさも馴れてしまうと、なじめない気持ばかりが残りました。彼も都では人並に水干すいかんを着ても脛すねをだして歩いていました。白昼は刀をさすことも出来ません。市へ買物に行かなければなりませんし、白首のいる居酒屋で酒をのんでも金を払わねばなりません。市の商人は彼をなぶりました。野菜をつんで売りにくる田舎女も子供までなぶりました。白首も彼を笑いました。都では貴族は牛車で道のまんなかを通ります。水干をきた跣足はだしの家来はたいがいふるまい酒に顔を赤くして威張りちらして歩いて行きました。彼はマヌケだのバカだのノロマだのと市でも路上でもお寺の庭でも怒鳴られました。それでもうそれぐらいのことには腹が立たなくなっていました。
 男は何よりも退屈に苦しみました。人間共というものは退屈なものだ、と彼はつくづく思いました。彼はつまり人間がうるさいのでした。大きな犬が歩いていると、小さな犬が吠えます。男は吠えられる犬のようなものでした。彼はひがんだり嫉ねたんだりすねたり考えたりすることが嫌いでした。山の獣や樹や川や鳥はうるさくはなかったがな、と彼は思いました。
「都は退屈なところだなア」と彼はビッコの女に言いました。「お前は山へ帰りたいと思わないか」
「私は都は退屈ではないからね」
 とビッコの女は答えました。ビッコの女は一日中料理をこしらえ洗濯し近所の人達とお喋しゃべりしていました。
「都ではお喋りができるから退屈しないよ。私は山は退屈で嫌いさ」
「お前はお喋りが退屈でないのか」
「あたりまえさ。誰だって喋っていれば退屈しないものだよ」
「俺は喋れば喋るほど退屈するのになあ」
「お前は喋らないから退屈なのさ」
「そんなことがあるものか。喋ると退屈するから喋らないのだ」
「でも喋ってごらんよ。きっと退屈を忘れるから」
「何を」
「何でも喋りたいことをさ」
「喋りたいことなんかあるものか」
 男はいまいましがってアクビをしました。
 都にも山がありました。然し、山の上には寺があったり庵があったり、そして、そこには却かえって多くの人の往来がありました。山から都が一目に見えます。なんというたくさんの家だろう。そして、なんという汚い眺めだろう、と思いました。
 彼は毎晩人を殺していることを昼は殆ど忘れていました。なぜなら彼は人を殺すことにも退屈しているからでした。何も興味はありません。刀で叩くと首がポロリと落ちているだけでした。首はやわらかいものでした。骨の手応えはまったく感じることがないもので、大根を斬るのと同じようなものでした。その首の重さの方が彼には余程意外でした。
 彼には女の気持が分るような気がしました。鐘つき堂では一人の坊主がヤケになって鐘をついています。何というバカげたことをやるのだろうと彼は思いました。何をやりだすか分りません。こういう奴等と顔を見合って暮すとしたら、俺でも奴等を首にして一緒に暮すことを選ぶだろうさ、と思うのでした。
 けれども彼は女の欲望にキリがないので、そのことにも退屈していたのでした。女の欲望は、いわば常にキリもなく空を直線に飛びつづけている鳥のようなものでした。休むひまなく常に直線に飛びつづけているのです。その鳥は疲れません。常に爽快に風をきり、スイスイと小気味よく無限に飛びつづけているのでした。
 けれども彼はただの鳥でした。枝から枝を飛び廻り、たまに谷を渉わたるぐらいがせいぜいで、枝にとまってうたたねしている梟にも似ていました。彼は敏捷びんしょうでした。全身がよく動き、よく歩き、動作は生き生きしていました。彼の心は然し尻の重たい鳥なのでした。彼は無限に直線に飛ぶことなどは思いもよらないのです。
 男は山の上から都の空を眺めています。その空を一羽の鳥が直線に飛んで行きます。空は昼から夜になり、夜から昼になり、無限の明暗がくりかえしつづきます。その涯に何もなくいつまでたってもただ無限の明暗があるだけ、男は無限を事実に於て納得することができません。その先の日、その先の日、その又先の日、明暗の無限のくりかえしを考えます。彼の頭は割れそうになりました。それは考えの疲れでなしに、考えの苦しさのためでした。
 家へ帰ると、女はいつものように首遊びに耽ふけっていました。彼の姿を見ると、女は待ち構えていたのでした。
「今夜は白拍子しらびょうしの首を持ってきておくれ。とびきり美しい白拍子の首だよ。舞いを舞わせるのだから。私が今様いまようを唄ってきかせてあげるよ」
 男はさっき山の上から見つめていた無限の明暗を思いだそうとしました。この部屋があのいつまでも涯のない無限の明暗のくりかえしの空の筈ですが、それはもう思いだすことができません。そして女は鳥ではなしに、やっぱり美しいいつもの女でありました。けれども彼は答えました。
「俺は厭だよ」
 女はびっくりしました。そのあげくに笑いだしました。
「おやおや。お前も臆病風に吹かれたの。お前もただの弱虫ね」
「そんな弱虫じゃないのだ」
「じゃ、何さ」
「キリがないから厭になったのさ」
「あら、おかしいね。なんでもキリがないものよ。毎日毎日ごはんを食べて、キリがないじゃないか。毎日毎日ねむって、キリがないじゃないか」
「それと違うのだ」
「どんな風に違うのよ」
 男は返事につまりました。けれども違うと思いました。それで言いくるめられる苦しさを逃れて外へ出ました。
「白拍子の首をもっておいで」
 女の声が後から呼びかけましたが、彼は答えませんでした。
 彼はなぜ、どんな風に違うのだろうと考えましたが分りません。だんだん夜になりました。彼は又山の上へ登りました。もう空も見えなくなっていました。
 彼は気がつくと、空が落ちてくることを考えていました。空が落ちてきます。彼は首をしめつけられるように苦しんでいました。それは女を殺すことでした。
 空の無限の明暗を走りつづけることは、女を殺すことによって、とめることができます。そして、空は落ちてきます。彼はホッとすることができます。然し、彼の心臓には孔があいているのでした。彼の胸から鳥の姿が飛び去り、掻き消えているのでした。
 あの女が俺なんだろうか? そして空を無限に直線に飛ぶ鳥が俺自身だったのだろうか? と彼は疑りました。女を殺すと、俺を殺してしまうのだろうか。俺は何を考えているのだろう?
 なぜ空を落さねばならないのだか、それも分らなくなっていました。あらゆる想念が捉えがたいものでありました。そして想念のひいたあとに残るものは苦痛のみでした。夜が明けました。彼は女のいる家へ戻る勇気が失われていました。そして数日、山中をさまよいました。
 ある朝、目がさめると、彼は桜の花の下にねていました。その桜の木は一本でした。桜の木は満開でした。彼は驚いて飛び起きましたが、それは逃げだすためではありません。なぜなら、たった一本の桜の木でしたから。彼は鈴鹿の山の桜の森のことを突然思いだしていたのでした。あの山の桜の森も花盛りにちがいありません。彼はなつかしさに吾を忘れ、深い物思いに沈みました。
 山へ帰ろう。山へ帰るのだ。なぜこの単純なことを忘れていたのだろう? そして、なぜ空を落すことなどを考え耽っていたのだろう? 彼は悪夢のさめた思いがしました。救われた思いがしました。今までその知覚まで失っていた山の早春の匂いが身にせまって強く冷めたく分るのでした。
 男は家へ帰りました。
 女は嬉しげに彼を迎えました。
「どこへ行っていたのさ。無理なことを言ってお前を苦しめてすまなかったわね。でも、お前がいなくなってからの私の淋しさを察しておくれな」
 女がこんなにやさしいことは今までにないことでした。男の胸は痛みました。もうすこしで彼の決意はとけて消えてしまいそうです。けれども彼は思い決しました。
「俺は山へ帰ることにしたよ」
「私を残してかえ。そんなむごたらしいことがどうしてお前の心に棲すむようになったのだろう」
 女の眼は怒りに燃えました。その顔は裏切られた口惜しさで一ぱいでした。
「お前はいつからそんな薄情者になったのよ」
「だからさ。俺は都がきらいなんだ」
「私という者がいてもかえ」
「俺は都に住んでいたくないだけなんだ」
「でも、私がいるじゃないか。お前は私が嫌いになったのかえ。私はお前のいない留守はお前のことばかり考えていたのだよ」
 女の目に涙の滴しずくが宿りました。女の目に涙の宿ったのは始めてのことでした。女の顔にはもはや怒りは消えていました。つれなさを恨うらむ切なさのみが溢あふれていました。
「だってお前は都でなきゃ住むことができないのだろう。俺は山でなきゃ住んでいられないのだ」
「私はお前と一緒でなきゃ生きていられないのだよ。私の思いがお前には分らないのかねえ」
「でも俺は山でなきゃ住んでいられないのだぜ」
「だから、お前が山へ帰るなら、私も一緒に山へ帰るよ。私はたとえ一日でもお前と離れて生きていられないのだもの」
 女の目は涙にぬれていました。男の胸に顔を押しあてて熱い涙をながしました。涙の熱さは男の胸にしみました。
 たしかに、女は男なしでは生きられなくなっていました。新しい首は女のいのちでした。そしてその首を女のためにもたらす者は彼の外にはなかったからです。彼は女の一部でした。女はそれを放すわけにいきません。男のノスタルジイがみたされたとき、再び都へつれもどす確信が女にはあるのでした。
「でもお前は山で暮せるかえ」
「お前と一緒ならどこででも暮すことができるよ」
「山にはお前の欲しがるような首がないのだぜ」
「お前と首と、どっちか一つを選ばなければならないなら、私は首をあきらめるよ」
 夢ではないかと男は疑りました。あまり嬉しすぎて信じられないからでした。夢にすらこんな願ってもないことは考えることが出来なかったのでした。
 彼の胸は新な希望でいっぱいでした。その訪れは唐突で乱暴で、今のさっき迄の苦しい思いが、もはや捉えがたい彼方かなたへ距へだてられていました。彼はこんなにやさしくはなかった昨日までの女のことも忘れました。今と明日があるだけでした。
 二人は直ちに出発しました。ビッコの女は残すことにしました。そして出発のとき、女はビッコの女に向って、じき帰ってくるから待っておいで、とひそかに言い残しました。

       ★

 目の前に昔の山々の姿が現れました。呼べば答えるようでした。旧道をとることにしました。その道はもう踏む人がなく、道の姿は消え失せて、ただの林、ただの山坂になっていました。その道を行くと、桜の森の下を通ることになるのでした。
「背負っておくれ。こんな道のない山坂は私は歩くことができないよ」
「ああ、いいとも」
 男は軽々と女を背負いました。
 男は始めて女を得た日のことを思いだしました。その日も彼は女を背負って峠のあちら側の山径やまみちを登ったのでした。その日も幸せで一ぱいでしたが、今日の幸せはさらに豊かなものでした。
「はじめてお前に会った日もオンブして貰ったわね」
 と、女も思いだして、言いました。
「俺もそれを思いだしていたのだぜ」
 男は嬉しそうに笑いました。
「ほら、見えるだろう。あれがみんな俺の山だ。谷も木も鳥も雲まで俺の山さ。山はいいなあ。走ってみたくなるじゃないか。都ではそんなことはなかったからな」
「始めての日はオンブしてお前を走らせたものだったわね」
「ほんとだ。ずいぶん疲れて、目がまわったものさ」
 男は桜の森の花ざかりを忘れてはいませんでした。然し、この幸福な日に、あの森の花ざかりの下が何ほどのものでしょうか。彼は怖れていませんでした。
 そして桜の森が彼の眼前に現れてきました。まさしく一面の満開でした。風に吹かれた花びらがパラパラと落ちています。土肌の上は一面に花びらがしかれていました。この花びらはどこから落ちてきたのだろう? なぜなら、花びらの一ひらが落ちたとも思われぬ満開の花のふさが見はるかす頭上にひろがっているからでした。
 男は満開の花の下へ歩きこみました。あたりはひっそりと、だんだん冷めたくなるようでした。彼はふと女の手が冷めたくなっているのに気がつきました。俄にわかに不安になりました。とっさに彼は分りました。女が鬼であることを。突然どッという冷めたい風が花の下の四方の涯から吹きよせていました。
 男の背中にしがみついているのは、全身が紫色の顔の大きな老婆でした。その口は耳までさけ、ちぢくれた髪の毛は緑でした。男は走りました。振り落そうとしました。鬼の手に力がこもり彼の喉にくいこみました。彼の目は見えなくなろうとしました。彼は夢中でした。全身の力をこめて鬼の手をゆるめました。その手の隙間から首をぬくと、背中をすべって、どさりと鬼は落ちました。今度は彼が鬼に組みつく番でした。鬼の首をしめました。そして彼がふと気付いたとき、彼は全身の力をこめて女の首をしめつけ、そして女はすでに息絶えていました。
 彼の目は霞かすんでいました。彼はより大きく目を見開くことを試みましたが、それによって視覚が戻ってきたように感じることができませんでした。なぜなら、彼のしめ殺したのはさっきと変らず矢張り女で、同じ女の屍体したいがそこに在るばかりだからでありました。
 彼の呼吸はとまりました。彼の力も、彼の思念も、すべてが同時にとまりました。女の屍体の上には、すでに幾つかの桜の花びらが落ちてきました。彼は女をゆさぶりました。呼びました。抱きました。徒労でした。彼はワッと泣きふしました。たぶん彼がこの山に住みついてから、この日まで、泣いたことはなかったでしょう。そして彼が自然に我にかえったとき、彼の背には白い花びらがつもっていました。
 そこは桜の森のちょうどまんなかのあたりでした。四方の涯は花にかくれて奥が見えませんでした。日頃のような怖れや不安は消えていました。花の涯から吹きよせる冷めたい風もありません。ただひっそりと、そしてひそひそと、花びらが散りつづけているばかりでした。彼は始めて桜の森の満開の下に坐っていました。いつまでもそこに坐っていることができます。彼はもう帰るところがないのですから。
 桜の森の満開の下の秘密は誰にも今も分りません。あるいは「孤独」というものであったかも知れません。なぜなら、男はもはや孤独を怖れる必要がなかったのです。彼自らが孤独自体でありました。
 彼は始めて四方を見廻しました。頭上に花がありました。その下にひっそりと無限の虚空がみちていました。ひそひそと花が降ります。それだけのことです。外には何の秘密もないのでした。
 ほど経て彼はただ一つのなまあたたかな何物かを感じました。そしてそれが彼自身の胸の悲しみであることに気がつきました。花と虚空の冴えた冷めたさにつつまれて、ほのあたたかいふくらみが、すこしずつ分りかけてくるのでした。
 彼は女の顔の上の花びらをとってやろうとしました。彼の手が女の顔にとどこうとした時に、何か変ったことが起ったように思われました。すると、彼の手の下には降りつもった花びらばかりで、女の姿は掻き消えてただ幾つかの花びらになっていました。そして、その花びらを掻き分けようとした彼の手も彼の身体も延した時にはもはや消えていました。あとに花びらと、冷めたい虚空がはりつめているばかりでした。




底本:「坂口安吾全集5」ちくま文庫、筑摩書房
   1990(平成2)年4月24日第1刷発行
底本の親本:「いづこへ」真光社
   1947(昭和22)年5月15日発行
初出:「肉体 第一巻第一号」暁社
   1947(昭和22)年6月15日発行
入力:砂場清隆
校正:高柳典子
2006年1月11日作成
2011年5月22日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。




テーマ : 奇妙な物語
ジャンル : 小説・文学

仕込み味噌 & 豪快バ-ベキュー

1月19日(日)

信州塩尻は、雪降りの朝 15センチくらいの積雪、氷点下10度の寒い朝***

日中は、晴れて、雪も大分融けました。
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イイダコ
秋田からやってきたイイダコ、しらさぎさん が苦労して獲ったものです。
しらさぎさんのブログで、毎年使ているタコ縄の修理を見てびっくり!
ホッキ貝の貝殻でできているイイダコのお家には、一匹のメスしか入らないそうで、
仕掛けは大体300個~400個貝殻がついているそうです。

イイダコ漁の方法と、縄に貝殻を取り付ける作業修理は、とても大変なことを知りました。

みなさん、イイダコ食べるときは味わって食べてくださいね。


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お醤油で煮て最高のおつまみとおかずができました。
薪ストーブの上で、ゆっくりと***  柔らかくてマイルドなお味!
大変美味しかったです。 ご馳走様でした。
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可愛い助手登場!
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今年は、塩昆布と、大豆の中間に生姜を入れてみました。

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「お味噌は、お豆と~麹と~、お塩でできるの~~?」 と英ちゃん

「そうだよ~! このお味噌は、英ちゃんが5歳になった時食べれるんだよ~」 と私たち
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出来上がり~!
英ちゃん、ありがとう。
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寒かったね~ アウトドア  

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GO~ 郷~ 豪快バーベキュー

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テーマ : 暮らしを楽しむ♪♪
ジャンル : 日記

濁酒

1月18日(土)

信州塩尻は、氷点下11度の寒い朝。


朝日でキラキラ輝く積雪

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パンちゃんは、猫のように丸くなって寝ています。

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昨日の夕焼け
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観劇の帰り道  ここは結婚式場
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木曽の手作りクッキー
先日まで、お義母様の葬儀で、長期有給休暇をとっていた上司から、「お礼」だって。
当たり前の仕事をしただけですよ~、返って恐縮してしまいます。
私だって、休む時ありますからね~***
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ご馳走様でした。


夕べ、観劇から帰って、ビールを飲みたくて天然冷蔵から持ってくると、
なんと、ノンアルコールビールが破裂しそうに凍っていました。

本当のビールは大丈夫でした。
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大豆を寝るまで煮込んで、後は薪ストーブに任せて、おやすみなさ~い***
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今夜の夕飯

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いただきま~す!
明日まで待てずに***
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パンちゃんは、お酒はダメ!

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テーマ : ご馳走様でした。
ジャンル : 日記

観劇 「櫻の森の満開の下」

1月17日(金)

信州塩尻は、雪が降りそうと思っているうちに、
天から舞い落ちてきた粉雪で、辺りは雪景色に***

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昨夜、旦那様が作ってくれたスモークが出来上がりました。
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秋田のしらさぎさんから頂いたトバをスモークにかけてもらいました。
秋田と塩尻の合作です。
香ばしくなりました~。
「鮭のスモークも美味いな~」

「トバの味付けがいいからだね!」

「そのとおり! 朝から酒のおつまみか?」

「夕飯の用意だよ!今夜、私いないから***」


日曜日の仕込み味噌を作るので、塩尻産大豆を用意して、会社へGO~。

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今日は、仕事帰りにまつもと市民劇場の観劇えわ鑑賞してきました。


寒気がした!

恐ろしさがそのまま美しさであるような物語の魔界に***

今まで見たことのない桜吹雪を舞台で見てきました。


櫻の森の満開の下 ものがたり

満開の桜を描き出した目をあざむく金屏風を破って一組の男女が登場すると、舞台全体に桜吹雪が現出する。男は女を手ごめにする。男は桜の森に棲みついた山賊で、女は高貴な人妻だったが山賊に掠めとられたのだ。

山賊は美そのものである女にかしずく。だが女の気位は高く、男の七人の女房を斬殺させようとする。そのなかの一人を残して下碑とし、山賊と女は桜の森で暮らしはじめる。しかし都の風が忘れ難く女は男に都へ移り住むことを命じる。

都へ出た山賊は金銀財宝を掠めとって女の前に並べるが華麗を極める都の暮らしに飽くことを知らない女は、高貴な貴族たちの生首や白拍子(街娼)の生首を集めさせ、首遊びをはじめる。首遊びに興じる女は《女の美しさ》について、《女のいのち》について、いつ果てるとも知れない首芝居を続ける。空を一直線に飛翔しつづける鳥のように。男は遂に女にかしずくことをやめて桜の森へ独り帰ろうとする。すると女はやさしい従順な風情で、わたしも山へ連れ帰っておくれと哀願するのだった。

桜の森の満開の下で女と男はむかいあう。女から高慢は消え、男にかしずく従順な妻そのもののようであった。男は満足だった。そのとき女は突如として夜叉に(鬼に)変身して男に襲いかかる。「お前の首を食ってやる!」と。男は揮身の力をこめて鬼と戦い、鬼の首をしめ殺す。桜吹雪のなかで女の声が聞こえる。「お前は孤独ということばを知らないのだね」――降りしきる桜の花びらの下で「山賊のことばでしか言えないことがある」と男が叫ぶ。見るとそこに死んでいるのは鬼ではなく、あの美しい女だった。女の屍の上に桜は降り積もる。そして女の屍は消失していた。男は花びらを掻きわけて女を探す。だが女はどこにも居なかった。ただ降りしきる桜の花びら。男は刀を抜いて虚空に斬りつける。女の悲鳴が響きわたった。人間の魂の悲鳴のように、満開の桜の森にそれは響きわたる。

 男はただ、風の中に立ち尽くす。



もっとわかりやすい説明

鈴鹿の山奥にひとりの山賊が棲んでいました。熊やイノシシを狩り、とおりかかった旅人を襲って奔放に生きていました。この山には桜の森がありました。旅人たちは桜の森の満開の下を通ると気が変になるから、と避けて通るのでした。

ある日山賊は高貴な女を奪います。ところが、女の美しさに目がくらみ、夫を斬り殺してしまいました。こんな山道は歩けない、という女をおぶって家へ連れ帰ると、そこには7人の女房たちが待っていました。女は男にこの山女たちを斬り殺させます。と、男は女が何かに似ているようだと感じます。桜の森の満開の下をとおるときの気分に似ているのでした。なにがどう似ているのかはわかりません。

女は寂しいと言い、男には寂しいということがどういうことかわかりません。それでも男は、女の気に入るように、いろんなご馳走をこしらえたり、山を越えて清水を汲んで来たりと、かいがいしく尽くしました。でも、どんなにまごころを尽くしても女は満足しないのです。ほんとうに強い男ならわたしを都へ連れて行っておくれ、という女の願いを叶えるために、ふたりは山を降ります。

男は都へ着くなり、金銀財宝を山と積んでみせます。が、女が欲しがったのは人間の生首でした。女は首遊びに興じます。そして女の悲しさ、人間の性(さが)を首を使って描いてみせるのです。しかし女のキリの無い欲望に、男は疲れてしまいました。女は一直線に空を飛びつづける鳥のようだ。けれども自分は枝から枝へ飛びまわるのがせいぜいのただの鳥だ。男はひとりで山へ帰ろうと決めました。

女は男の決意を聞いて怒り、悲しみ、しかしとうとう一緒に帰ると言い出します。お前とでなければ生きていけないと言うのです。初めてしおらしい姿を見せる女に、男は有頂天になって、一緒に山へ戻ります。そして前は恐ろしくて通れなかった桜の森の満開の下にさしかかりました。すると女がズシリと重くなります。おぶっていたのは女ではなく鬼だったのです。男は狂ったように鬼と戦い、首を絞めて殺しました。……と、それは男の愛した女でした。男は女を抱きしめます。が、女は桜の花びらの中に掻き消えてしまいました。男は桜の森の満開の下にただひとり残されるのです。

男は刀を抜いて虚空に斬りつける。女の悲鳴が響きわたった。人間の魂の悲鳴のように、満開の桜の森にそれは響きわたる。   お終い
 

ラストシーンは衝撃的だった。  

女の悲鳴が、耳の奥にこびりついて***

帰りの車の中で、ラジオのボリュームを大にして、
刀を斬りつけられた時の女のように、3回悲鳴を発してみた私でした。

まるで、狂ってしまったようでした。

凄くエキサイティングで、妖艶な劇でした。





テーマ : 夢追い人のお出かけ
ジャンル : 日記

冬のご馳走「ジビエ料理」

1月16日(木)

信州塩尻は、朝から晴天 北アルプスがくっきりと美しい一日でした。

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鹿肉の唐揚げ
2週間ビールに漬け込んで置いた鹿肉。
血抜きもでき、臭みも全くなく、そして柔らかい~
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「これは、最高のジビエ料理だ!」 と旦那様が言う。

現在全国的に野生鹿による食害が多数報告され自治体も対応に苦慮しています。
この鹿ですが食べるととても美味しく変身します。
さらに鹿肉は他の食肉と比べ脂肪が少ないヘルシーな食材として関心を集めています。
またヘム鉄と呼ばれる貧血や冷え性を予防する鉄分を豊富に含み、たんぱく質も豊富です。

ヘルシーで美味しい鹿肉ですが、まだスーパーでは販売されていません。
猟師さんに感謝していただきます。



こちらは、プチピザ!
カットしなくてもいいし、食べやすいね~。
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夕飯を作りながら、明日の夕飯も準備しました。
17日は、仕事帰りに観劇鑑賞に行くため、旦那様の夕飯を作りました。

勿論、ジビエ料理!

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鹿肉のストロガノフ風ワイン煮込み
後は、ゆっくり煮込むだけ~、私は内緒でワインをお代わりして夜中に食べちゃいました。
美味しかった~***
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テーマ : 暮らしを楽しむ♪♪
ジャンル : 日記

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長野県塩尻市でぶどうの観光農園を、家族で営んでいます。

日々の出来事など綴っていきますのでご覧下さい。

秋には美味しいぶどうが実りますので、皆様、ぶどう狩りにいらしてください。

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